HOT SUMMER




 今年の夏は、異常だ。



 ・・・・・・・いつの間にやら梅雨は明け、35度を超す気温が連日続いている。





























「ちっきしょー・・・・・・こんなんで捜査に精神使えねえっつーの」























 新一は昨日、夜遅くに目暮警部に呼ばれた。

 それはいいのだが・・・・・・・・・





 とにかく現場に冷房が効いてる訳がなく。
 こんな事ならスーツじゃなく、ジャージの半袖短パンでくれば良かったと思った。















 帰ってきたのは明け方。

 携帯の電源をオフにし、新一は眠りについたのだが・・・・・

 お昼過ぎに暑さに起こされてしまった。































「ぜってー今日は電話に出ねえぞ・・・・・・・・・」















 携帯は切ったまま。

 家の電話が鳴ったってどうせ留守電だ。今日くらいはゆっくりさせてもらおう。



 とにかく2階の自分の部屋は熱い空気がたまるから、下のリビングに冷房を入れ新一はソファに転がった。

 しかし再び眠ろうとした時、インターホンが鳴った。

















「・・・・・・・・」













 新一は無視を決め込む。

 どうせ鍵を閉めてあるし、俺はいないって事にしとこう。



 すると怒鳴り声が聞こえた。













『ちょっと新一!! いるんでしょ開けなさいよ!』

「ら・・・・・蘭?」

『開けないんなら、力ずくで行くわよ・・・・・・・・』

「わー! 解ったわかった!」













 蘭ならやりかねない。
 だから新一は、大人しく玄関の鍵を開けた。



















「何だよお前は!! 女だったらちっと静かにだな! ・・・・・・・あれ?」

「あら。今起きたのね」

「新一、米花シティービルの屋上プールの招待券もらったの。行こ!」















 蘭だけかと思っていたら。

 その隣に阿笠博士の家に住む宮野志保もいて、新一は驚いた。





















 この2人って仲良かったっけ?



 そして、驚いたのはこれだけではなく・・・・・・・・・・・・・・





















「どうしたの?」

「え、い、いや・・・・・・そうだな、暑いし行くか」

「じゃあ早く用意してきてよ。その間あたし達、リビングで涼んでるから」

「・・・・・お邪魔します」























 新一は実は、2人の格好に瞬間息が止まってしまったのだ。

 

















 やっぱ暑いからか・・・
 で、でも、あれって殆ど下着じゃねえのか・・・・・・・・・・・?




 宮野だっていつも白衣着たのしか見たことねえから・・・・・・
 ちょ、ちょっと新鮮っつーの・・・・・?



















 ガラにもなくドキドキしちまうのは、しょうがねえだろ?



 こっちだって正常な青少年だ・・・・・・・あんな、布っきれが少ない格好を見せられたら・・・・・
 目のやり場ねえっつうの!!

























 今年の夏は異常。



 ホントに暑くて、服一枚着てるのも鬱陶しいくらい。

















 ・・・・・・・・・でも。

































「男にとっては結構・・・・・・いい季節だよな」















 急に元気になってきた新一。

 さっさと水着や着替えをバックに放り込むと、階段を降りて行った。



























 ・・・・・・・そして夏のプールには、もっと多くの目の保養が待っている。































Fin